TOM1090’s diary

日記代わりに作成。とりとめなく書き綴る独り言。

"平清盛"第20~23話の感想

保元の乱に関するお話、トータル4週分でした。

シビれたのが、藤原頼長の最期。飼っていたオウムが父親の忠実のもとに飛んでいって、「チチウエ…チチウエ…」と繰り返しながら絶命するシーン…。いや、これはスゴい。なんか、ものすごく壮絶な感じがした。最後に父親に見放された子の悲哀と絶命を、あのオウムで表現するとは…。8話くらいだったかな?たしか、平家の密貿易があばかれるための要因として登場したオウムが、まさかここに来て演出に絡んでくるとは…。シナリオライターさん、スゴイよ、ストーリー・演出の要素を緻密に作りこんであるわぁ~。

清盛の叔父の平忠正についても、演出が見事。清盛の子:重盛に竹馬を作りなおす…こと叶わず、という演出が見事。時子に子が産まれるときだったかな?忘れたけど、まさか竹馬をここで絡めてくるとは…。あのときは、異母の弟ができるとき、重盛と忠正との気持ちを繋げるための場面で、竹馬はそこで出てくるアイテムに過ぎないと思ってた、というか特に気にも留めてなかったんですけど…。ここも、やられましたね、感情揺さぶられまくりでした。

いろいろな場面で泣いてしまいました。

忠正は、何だかんだ言って清盛の味方になると思ってたんですけど…崇徳上皇側に身を置いて敵対したんですね、これは意外でした。史実というか、そのときの各人の実際の感情を知りませんが、まぁ、身内でも権力争いの波に飲み込まれて、もしくは自ら波に入っていって、敵味方に分かれることはあったんでしょうね。まぁ、そもそもトップ(帝vs上皇)がそうなってるんですから。

そして、清盛は棟梁になってからキャラが激変しましたね。まぁ、成長って感じなのかな。ここから平氏の逆転劇が始まるような雰囲気も出てきましたし、信西との関係もどうなっていくのか、注目です。