TOM1090’s diary

日記代わりに作成。とりとめなく書き綴る独り言。

"平清盛"第47話の感想

平家が源氏の軍に敗北…いよいよ、平家の没落が目に見えるかたちで表れてきました。

 

そして、伊藤忠清の熱弁…「殿ご自身がもはや武士ではございません。」からの「殿が目指した武士の世は、武士のままでは作れぬものにございました」…うん、久々にシビれましたね、この一言。第3部に入ってからここまでの進撃と横暴の全てを回収してさらっていくこの言葉。

そうなんですよね、清盛がやっているのは、かつて朝廷がやっていたことと同じようなこと。結局、過去と同じ悪政になってしまっている。というか、結局、支配するのが誰か?というだけでその実何も変わらない。清盛はかつての朝廷化もしくは法皇化してしまっている…等々、私が抱いていた思いを、一言二言でまとめあげてくれたのが、このシーン。いやはや、このセリフ考えた人は天才だわ。

あと、こうして考えてみると、武士の世を作り上げ、そしてそれを200年以上続けさせる礎を作った家康は、ほんとスゴかったんだな、と。

 

ラストは、心の軸も体の軸もブレブレな清盛。…ここで、初期の頃のエピソードを絡めてきて、かつ、手の震えでそれを表現するとは…!

 

次回は、「幻の都」というタイトルなので、遷都をあきらめるのかな?