TOM1090’s diary

日記代わりに作成。とりとめなく書き綴る独り言。

"平清盛"第50話の感想

最終話。

 

う~ん、正直に言って、所々の演出に不満が…ちょっと、ファンタジーが過ぎるというか、清盛の生霊があちこちに出まくりだったのが引っ掛かったなぁ。自分は、こういう幻系が好みではないんですよね。あと、熱病とは言え、体から煙出るとか…あまりに稚拙。ラストも、一門がカメラ目線で決め顔するのもちょっと…清盛目線で、天国で清盛を迎えたという演出なんでしょうけど、なんか俳優が視聴者に挨拶してるみたいな感じがしたし、単純に、カメラ目線の決め顔を見ててこっちが恥ずかしくなった。いや~、全般的に演出良かったのに、ラストに来てこれはいただけない。製作陣に偉そうなこと言って何様だけど、本音はこんな感じ。

 

中盤の平家都落ちの一連の流れは、結構壮絶で、ここはグッと来るものありましたけどね。殺されたり、自殺したり、となかなか苦しくなるようなのが続きましたが。実際、源氏に追われて追われて、仲間が殺されていって、最後、壇之浦で入水したりとか…どれだけ怖かったんだろう。どんな覚悟だったんだろう。想像を絶します。

 

ということで、"平清盛"、ここに終幕。

全体の感想でも、次は書こうかな。

"平清盛"第48~49話の感想

福原への遷都は幻となり(実質は半年?)、平家が没落していきます。源氏が立ち上がり、人心は離れ、僧にも敵対され、南都に火を放ってしまい(史実はどうだったのか…)、状況は悪化を辿る一方。清盛も、遂に「天が見放した」と呟くほどに…。

 

そして、後白河法皇との双六遊びも終了。これは、一応、清盛の勝ちってことでいいのかな。なんか、最期に後白河サイドが政治的に何かしかけてくるのかと思っていたんですが、そういうのは無かったですね。ちょっとスカされました。

 

さぁ、いよいよ次はラスト。最終の50話です。どのように清盛の最期、平家の終幕が描かれるのか…

"平清盛"第47話の感想

平家が源氏の軍に敗北…いよいよ、平家の没落が目に見えるかたちで表れてきました。

 

そして、伊藤忠清の熱弁…「殿ご自身がもはや武士ではございません。」からの「殿が目指した武士の世は、武士のままでは作れぬものにございました」…うん、久々にシビれましたね、この一言。第3部に入ってからここまでの進撃と横暴の全てを回収してさらっていくこの言葉。

そうなんですよね、清盛がやっているのは、かつて朝廷がやっていたことと同じようなこと。結局、過去と同じ悪政になってしまっている。というか、結局、支配するのが誰か?というだけでその実何も変わらない。清盛はかつての朝廷化もしくは法皇化してしまっている…等々、私が抱いていた思いを、一言二言でまとめあげてくれたのが、このシーン。いやはや、このセリフ考えた人は天才だわ。

あと、こうして考えてみると、武士の世を作り上げ、そしてそれを200年以上続けさせる礎を作った家康は、ほんとスゴかったんだな、と。

 

ラストは、心の軸も体の軸もブレブレな清盛。…ここで、初期の頃のエピソードを絡めてきて、かつ、手の震えでそれを表現するとは…!

 

次回は、「幻の都」というタイトルなので、遷都をあきらめるのかな?

 

 

 

 

 

"平清盛"第43~46話の感想

ついに、”武士の世”が到来…

平清盛がTOPに君臨しました。敵対勢力を排除し、後鳥羽法皇を幽閉し、自分の孫を帝にし…隆盛ここに極めれり。

ただ、クレイジーモードに突入してしまい、とても大河の主人公とは思えぬ立ち居振る舞い。容赦なく断罪し、強引に遷都するなど、やりたい放題。

46話ラストで、源頼朝の挙兵で目が覚めるわけですが…もうこの時点で、平家の世は残り少ないんですよねぇ。

脚本家・演出家からすれば、TOPに君臨している間というのは、なかなか描きにくかったのではないでしょうか?やっぱり、強い敵に立ち向かっていく、苦境のなか立ち向かっていく方が盛り上がりますからね。さらにここからは、源氏に逆転されていくわけなので、どういう描き方をしていくのか…

残り僅か、ラストが近づいてきました。

"平清盛"第40~42話の感想

平清盛後白河法皇との権力争いも佳境に突入。現代の政権争いとはちょっと様相が違うというか、想像しがたいですね。武士vs朝廷で…さらには、厳密に朝廷から天皇家を分けるという考え方も含めると、当時、リアルにはどんな感じだったんでしょうね。あ、あと、比叡山をはじめとする僧も無視できない勢力ですね。政治の中枢ではいろいろ駆け引き・泥沼化はあったんでしょう。そして、東国の源氏は不遇となり、ここから盛り返して"鎌倉殿の13人"に繋がるわけですね。

 

印象的なのは、42話ラスト。晴れわたる空の下"陰"に向かいつつある平家と、大雨の下"陽"に向かいつつある源氏とのコントラストが、なんとも素晴らしかったです。

 

さて、トップ同士の"すごろく遊び"はどうなっていくのか…

"平清盛"第35~39話の感想

会社が休みなので一気に見てます。

 

「平家に非ずんば人に非ず」…平時忠の言葉。言葉自体は知ってましたが、どこで知ったんだろう?歴史の授業とかで出てきたのかな?隆盛を極めつつあるという象徴ワードですね。

 

あとは、禿による粛清もポイントでしたね。兎丸の最期にも関わってきますが、久々に壮絶な感じがして、ちょっと寒気しました。時忠も、苦渋の策だったのか、本当に良策と思ってたのか、どっちなんでしょうね。ドラマだと、どっちともとれるような、後者寄りとも取れるような…。

 

あと、メインじゃないのでサラッと、五条大橋での牛若丸(源義経)vs弁慶のシーンもありましたね。これも、大概の人が知ってる逸話?ですが、どこで知ったんだろう?あと、史実はどうだったのかな、とかも気になりますね。